About the Project


事業について

牛津町の活性化のために伝統文化「牛津にわか」の素晴らしさを子どもたちに伝え、後継者を育てる事業です。

事業の目的 

長崎街道牛津宿に根付いた笑いの町民文化「牛津にわか」。その歴史は江戸時代中期に遡り、佐賀にわかの原点とも言われています。町内の春と秋の祭りには各町から「にわか」が神社に奉納され、庶民文化として発展継承されてきました。 

近年は、町の疲弊と若者の流出で、「にわか」を演ずる町人は減少し、町民の笑いの文化は途絶えてきました。唯一10数年前に再興した「うしづ仁〇加倶楽部」が、牛津赤れんが館で練習を重ね、年に一度牛津赤れんが会との共催により佐賀にわか座長大会を開催することで、伝統の炎を灯し続けてきました。 
しかし、このままでは「にわか」を演ずる町民も高齢化し、また笑いの文化が途切れることが予想されます。 

そこで、町の活性化のために伝統文化「牛津にわか」の素晴らしさを子どもたちに伝え、後継者を育てる必要があると考え、「牛津にわか」を子孫に伝承する事業を開始しました

事業の内容

「牛津にわか」を子孫に伝承するために

  • 小城市内の小中学校、中でも牛津小中学校生徒に「にわか」を伝承するために、にわか団員を募集します。
  • 区長会や子供クラブとの意見交換会を実施します。
  • 祭りやイベントでの子どもの初舞台を目指します(平成28年2月鳥栖文化祭、2月牛津こどもまつり、5月の佐賀にわか座長大会などを予定)
  • ホームページ、ブログ、FB新設による情報の発信と、町外からの公演への参加を呼びかけます。
  • 牛津中学校総合学習授業での、「にわか」の講師派遣要請などにも協力します。 

期待する成果と効果

コミュニティ醸成に役立てる

  • 牛津の宝である「にわか」を子どもたちに伝承することで、子どもたちの地域文化に対する誇りと自信を生み出し、コミュニティ醸成に役立たせることを期待します。
  • 将来は牛津中学校の総合教育に取り込むことにより、「にわか」を引き継ぐ後継者が育つことを期待します。
  • 祭りや牛津赤れんが館での定期公演に町外の方々に来て頂くことで、牛津の良さを知ってもらうだけでなく、リピーターとして町を訪れて頂くことを期待します。
  • 一年の短期で終了することなく、若者に「にわか」の文化をバトンタッチしていくスタートの事業となることを期待します。